ヒポクラテスたち



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医療を題材にした映画やテレビドラマは、長年の歴史があるが、
その基礎となる医大生を描いた作品は、それほど多くはなかった。




医大生でもあった映画監督の大森一樹が、1980年に公開した、
『ヒポクラテスたち』 は、医師として現場に立つ前の最後の1年を通じ、
医大生の日常を生き生きと描いた、青春映画の佳作として、根強い人気を誇っている。




また、本作の成功は大森監督が自主映画出身だったこともあり、
その後、自主映画活動からメジャーに転身する人達の、1つの大きな指針ともなった。




京都の医科大学に通う医学生7人が、臨床実習のため同じグループになった。




医療への情熱に燃える者、親が医者だから仕方なくなった者、
すでに妻子のある者、医師を目指す動機と経歴は人それぞれだ。




7人は、様々な不安や問題を抱えながら、次第に医者の卵として成長していく。
7人の未来は――。




医学部を題材にしているが、とても普遍的な青春映画だと言える。




しかし、それまでの単純明快な青春映画とは異なり、コメディタッチの中にも、
無資格堕胎などの、医療に関する時事ネタも豊富に織り込まれている。




また、大学自主管理寮での学生生活など、現代とは少し違う、
独特な学生生活の雰囲気も、リアリティを持って観る者に迫ってくる。




ラストは、学生達のその後が紹介されるが、ある人物のその後に衝撃を受ける。
医療の道を志す人達に、お勧めの一本だ。








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