振り返れば奴がいる



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『古畑任三郎』や、『ステキな金縛り』など、
多くのテレビドラマ・映画のヒット作を持つ、
脚本家の三谷幸喜だが、初めてゴールデンタイムで、
連続ドラマを執筆したのが、1993年にフジテレビ系列で、
放送された、『振り返れば奴がいる』だ。




女性が主役を務めることが多かった、
当時の連続ドラマの中で、あえて男同士の、
硬派な対立を描いたこの作品は、
織田祐二の悪役ぶりも話題となり、
今も多くの人に愛される作品として定着している。




物語は、誠意ある医療を信条とする、石川と、
腕は超一流だが、冷酷で自分勝手な、司馬の、
対立を軸に描かれる。




そこに、誤診や手術の失敗、製薬会社などとの癒着、
安楽死など、医療界をめぐる諸問題が散りばめられ、ドラマが展開する。




やがて2人の間に束の間の絆が生まれるが――。




もともと書かれた内容は、喜劇調のものであったが、
シリアスな医療ものを、プロデューサーが目指していたため、
内容は、どんどん現場で変更されていった。




しかし、かえってそのことが現場に緊張を生み、
時間がない中で、緊迫したドラマの成熟に、
一役かったと、言えるだろう。




特に、尊厳死を取り扱った回においては、




・延命を望む患者家族の意思が、優先されるのか?
。死を望む患者の意思が、優先されるのか?




現代においても、重要なメッセージとなっている。
2人の対立の中で、”命” について考えさせられる、お勧めの作品だ。







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