Posts Tagged ‘フィフティ・フィフティ’

50/50 (フィフティ・フィフティ)

木曜日, 7月 30th, 2015



iryou...7






がんを含めた難病を取り扱った映画やテレビドラマは、
内容がややもするとお涙ちょうだいに流れる傾向がある。




そんな中、2011年に公開されたアメリカ映画、
『50/50』は、がん宣告を受けた主人公の周りで起こる、
人間模様をユーモラスに描いたコメディ作品として、
新しいジャンルを切り開いた注目の作品である。




物語は、酒もたばこもやらない27歳の主人公が、
いきなり医師からがん宣告されるところから始まる。




5年生存率50%。その日から主人公を取り巻く環境は様変わりする。
そんな中、女好きの親友だけは変わらぬ態度で接してくれた。




親友と一緒にがんを笑い飛ばすべく、
明るく日々を過ごす主人公。果たしてその結果は――。




いい時も悪い時も、変わらぬ態度で接してくれる人が、
「本当の友人」とは、よく言われる言葉だ。




普通に日常生活を送っていてはなかなか気付かないが、
がんなど重い病気を患った時に、顕著にわかる。




笑いの中にも圧倒的なリアリティが感じられるのは、
脚本家自身が、がんを克服した経験を持っていたことが、大きいのだろう。




病気との闘いは単に病気だけが相手ではない。




無知な知識をひけらかしてくる輩や、善意から忠告していることが、
患者にとっては傷つくだけの家族の言葉など、様々なものとの闘いがある。




特にSNSなどが発達した現代社会では、
ブログに一言書いただけで、非難が集中することさえある。




そうした環境の中でも友達の大切さ、
病気と向き合うことの意味を感じさせてくれるこの映画、
ぜひ多くの人に観てもらいたいと切に願う。